こんにちは!子育て中の助産師アダチホです!

前回はガイドラインに定められている検査がなぜ必要なのか、ということを解説していきました!

妊娠初期の採血で何を見ているのかを解説します(∩´∀`)∩

 

妊娠中には3回ほど血液検査をしますが実際に血液検査の結果を見ても、「一体どういうことなの?」と疑問に思っている人もいるかと思います。

私の採血結果を見ながら、検査の結果がどういうことを示しているのか解説していきたいと思います(∩´∀`)∩

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妊娠10週にした採血の項目

  1. 血糖値
  2. 白血球
  3. 赤血球
  4. 血色素量
  5. ヘマトクリット
  6. MCV
  7. MCH
  8. MCHC
  9. 血小板数
  10. 血液型ABO式
  11. 血液型Rh式
  12. 不規則抗体スクリーニング
  13. RPR法定性
  14. TPLA定性
  15. HBs抗原
  16. HCV抗体
  17. HIVAgAb
  18. 風疹/HI
  19. HTLV-IPA
  20. トキソ抗体IgG/ELI

こんなにもあるんです!確かに沢山採血されました。

しかもアルファベットなんて何を書いているやらさっぱりって感じですよね。

1つひとつ解説していきたいと思います!

 

 

 

私の検査結果を見ながら解説します!

一つずつかみ砕いていこうと思います~。(  )は一般的な基準値としますが、教科書によっても違うし、各施設によって基準は異なります(;´Д`)

男女の違いもあります。

妊婦の基準が設けられているものもあります。

 

 

 

1.血糖値

血糖値(BS) 135(60~109㎎/dl)→ 高い!!

病院によって基準値は違いますが、だいたい100以上だったら詳しい検査をしてみましょうということになる場合が多いようです。

 

135と高かったので詳しい検査をしました(;’∀’)

妊娠糖尿病の診断基準とは?75gOGTTってどんな検査?

妊娠糖尿病は少なくても2回血液検査される!

 

 

 

2~9.一般的な血液検査

白血球数(WBC) 8060(4000~10000/μL)→異常なし
赤血球数(RBC) 470(380~480万/μL)→貧血なし
血色素量(ヘモグロビン(Hb))※1 13.4(11.0~16.0g/dl)→貧血なし
ヘマトクリット(Ht)※2 37.7(34.0~48.0%)→貧血なし
MCV※3 80.2(83.0~99.0 fL)→ 若干小さい赤血球か??
MCH※4 28.5(27.0~32.0 pg)→異常なし
MCHC※5 35.5(32.0~36.0 g/dl)→異常なし
血小板数(PLT) 23.4(15.0~40.0万/μL)→異常なし

 

※1 ヘモグロビンは、赤血球に酸素を運んでくれます。ヘモグロビンが不足すると貧血になります。
妊婦では11以下になると貧血とされています。

※2 ヘマトクリットは血液中に占める赤血球の割合です。ヘマトクリットが減少すると赤血球が少ないということなので、ヘモグロビンと合わせて貧血の指標となっています。
妊婦では33%以下になると貧血とされています。

※3 MCV(平均赤血球容積)→赤血球1個の大きさ

※4 MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)→赤血球1個に含まれるヘモグロビンの量

※5 MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)→赤血球1個に含まれるヘモグロビンの濃度

 

 

貧血について書いた記事がありますので是非ご覧になってください!

妊娠中期以降、氷が食べたくて仕方なかった!貧血と氷の関係性。

 

 

 

10~12.血液型・不規則抗体スクリーニング

血液型ABO式 A型
血液型Rh式 (+)
不規則抗体スクリーニング (-)

私は、A型Rh(+)、不規則抗体なし。ということで、ごくごく普通の人間です(笑)

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13.14.梅毒の検査

RPR法定性 (-)
TPLA定性 (-)

この2つは梅毒の検査です!

RPRは早期診断に適しており、治療が終わると(-)になります。梅毒の病原菌を調べているわけではないので、梅毒ではなくても(+)になってしまうこともあります。

なので、梅毒の病原菌を調べるTPLAも行っているのです。TPLAではわからない初期の梅毒もRPRではわかったりするようです。

 

 

15.HBs抗原

HBs抗原 0.02(0.05未満)→ 基準値以下なので(-)

(-)なので、現在B型肝炎ウイルスに感染していないということです。

もしこれが基準値以上だった場合、さらなる検査がされます。

 

 

16.HCV抗体

HCV抗体 0.09(1.00未満)→ 基準値以下なので(-)

基準値以下なので、C型肝炎に感染していないということです。

これも基準値以上だった場合、さらなる検査がされます。

 

 

 

17.HIVAgAb

HIVAgAb (-)

HIVのスクリーニング検査です。(+)であれば詳しい検査が必要です。

 

18.風疹

風疹/HI 8(8倍未満)→注意が必要

風疹の抗体が基準値以下ということは、「抗体がない or 少ない」ということなので感染する可能性があるとして注意が必要です!

◎基準値~16倍以下
抗体がない・不十分なので感染のリスクあり。日常生活に注意。

◎32~128倍
風疹の抗体があるの問題なし!

◎256倍以上
現在風疹にかかっている可能性があるので、詳しい検査が必要!

ということで、今後の妊娠出産のことを考え出産後に風疹ワクチンを接種しました。

 

 

 

19.HTLV-IPA

HTLV-IPA 16未満(16倍未満)→(-)

基準値以下なのでHTLV-1に感染していないということです★

これも、(+)だった場合は詳しい検査が必要です。

 

 

 

20.トキソプラズマ抗体

トキソ抗体IgG/ELI 判定 (-)

(-)なのでトキソプラズマには未感染ということです。

トキソプラズマは妊娠中に初感染すると問題なので、抗体検査が(+)の場合は、いつ感染した疑いがあるのか詳しい検査が必要です。

加熱不十分の食肉や猫の糞便(庭いじりなど)などが感染経路なので、猫を飼っている方は(+)になることがあります。健常者が感染した場合は無症状で経過することが多いようです。

 

いやー、何本も採血されたな~という印象でしたが、意味のある内容だし、とっても大事!!

結構な内容になってしまいました!!検査結果を見てわかるようになれば、結見返したくなりますね♬