こんにちは!助産師のアダチホです!!
出産を控えた皆様、赤ちゃんの誕生を待ち望んでいる家族の皆様、予定日が近づいてきた(超えた)けどなかなか陣痛が来ない?!と焦っていませんか?!
私も第1子出産の時は、予定日を超えて焦ったのをよく覚えています。
助産師の出産レポ(初産)①効かなかったジンクス 最後は赤ちゃんのタイミング
実は陣痛がくる仕組みは諸説あるといわれており、はっきりとした仕組みはわかっていないのです。なので、本当に赤ちゃんのタイミングだなぁとつくづく思います。
妊婦さんも家族の皆様も焦らずにその時を待ちましょう(*´▽`*)
今日はその諸説ある?とされている陣痛がくる仕組みを軽く紹介していきたいと思います!そして、昔から言われている陣痛がくる?といわれている方法もお伝えしたいと思います!!
陣痛がなかなか来ない?陣痛がくる仕組みとは?
①子宮が限界!?機械的刺激説
赤ちゃんの成長に伴い、大きくなった赤ちゃんや羊水などによって子宮の壁が伸びてきます。それがある一定の限界に達すると自動的に子宮の収縮が起こるという説があります。
また、出産が近づいてくると赤ちゃんの頭が下がってきて子宮の入り口を圧迫してきます。赤ちゃんの頭が子宮の入り口の神経を圧迫して陣痛が起こるという説もあります。
②胎盤や卵膜が老化?生物学的原因説
胎盤や卵膜の機能が衰えることで陣痛がおこるという説。老化がなぜ分娩の開始に結びつくのかはわかっていない。
③化学物質説
妊娠末期になると化学物質(カルシウムイオン、ヒスタミン、アドレナリンなど)や酵素の変化によってより子宮筋が収縮して分娩が始まるという説。
④ホルモン説
実は、このホルモン説が最も有力な説といわれているので紹介します!
プロゲステロンという黄体ホルモンは妊娠の維持に必要なホルモンなのですが、妊娠中はこのプロゲステロンが子宮の張り(子宮収縮)をしないように働いています。
妊娠末期になるとプロゲステロンの量が減ってきてお腹の張りが増えてくるのと同時に、エストロゲンという卵胞ホルモンが増加して子宮の収縮を高めるという説があります。
他にも、赤ちゃんの副腎という臓器から副腎皮質ホルモンが分泌が増え、これがエストロゲンを増加、プロゲステロンを低下させて陣痛がくるという説。
さらに、妊娠末期に妊婦さんの血液中にオキシトシンという子宮を張らせるホルモンが増加して陣痛が来るという説があります。
⑤プロスタグランジン産生説
プロスタグランジンはオキシトシンと同じく、子宮を張らせる作用を持つ物質です。
分娩の始まっている産婦さんの血液や羊水などの中にプロスタグランジンが増加していることから、この説も有力といわれています。
⑥免疫説
赤ちゃんは妊婦さんと異なる個体であり、普通であれば母体から出ようとする免疫反応が起こるはずであるが、妊娠中はこの反応が抑えられている。
赤ちゃんが成長するにしたがって、この免疫反応が強く起こるようになり陣痛が開始するという説。
【陣痛が来ないときに実践してみよう!】
①歩く?階段昇降?体を動かす!
昔から、沢山歩くように!とか、雑巾がけをする!とか、体をよく動かすようにと言われてきました。
それは、よく動くことで子宮が張ることが多いから、それが陣痛に繋がれば…ということだと思います。
実際に私も、正期産に入ってから早く我が子に会いたい!という思いで散歩に出かけてみたり、デパートの階段を登ったり降りたりを繰り返しましたが、私にはそんなに効果はありませんでした(笑)
なので、一概には言えませんが「沢山歩いたら陣痛がきました!」という人も中にはいるので、実践してみてください(;´・ω・)
②おっぱいマッサージ
乳首のマッサージをすることで、乳首が柔らかく伸びが良くなることで、授乳しやすくトラブルになりにくいといわれています。
そして、乳首のマッサージをすることで、前述した「オキシトシン」というホルモンが分泌されるので子宮の張りを感じやすくなります。
母乳育児の準備もでき、陣痛に繋がれば一石二鳥ですので是非実践してみてください(∩´∀`)∩
③リラックスして過ごす!
出産においてリッラクスは重要です!!
いつになったら陣痛がくるんじゃぁぁぁぁ!!!!
とキリキリしがちですが、もう待つしかないか!と布団に入ってみてください(*´▽`*)
お風呂にゆったりつかって、お気に入りのアロマなんか使ってリラックスしてみてください!
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【まとめ】
陣痛がくる仕組みは諸説あり、はっきりとわかっていない。
陣痛がくる?ひとまずできることは、
- 歩く?階段昇降?体を動かす!
- おっぱいマッサージ
- リラックスして過ごす!